私のコロナ体験 – その後 嗅覚・味覚編

コロナに罹患したのがちょうど今から1か月と少し前のゴールデンウイークだった。発熱、のどの痛み、鼻づまり、咳、味覚障害、嗅覚障害、耳のつまり・・とフルコース?のような症状を経験した。2週間ほど経った時点で、普通に生活していたが、以前として嗅覚、味覚、耳とも完治はしていなかった。

そして1か月経ち、味覚はほとんど治り、嗅覚も80%は戻っている。コロナにかかる前の私は、いい香りも、いやなにおいもかなりわかっただけに、わからないにおいにも敏感というか、何かが足りないこともなんとなくわかる。

緑茶や紅茶も香りはわからなかったのが、今では香りも一緒に美味しくいただけるようになった。コーヒーも美味しく飲めるようになった。化粧水、美容液、クリームをつけている時、香りがわからなかったのが、今は香りを楽しんでつけられるようになった。一時はまったくわからなかった生ごみのにおいもが、今では少し離れた場所からでもわかるようになった。少し遠くからごみ収集車が来るときも、見なくてもにおいでわかるまでに戻った。

しかし、まだ何かが足りない。足りない、と思うときは、食べるとき、飲むときだ。前は、もっと香りを楽しみ、口の中での風味を楽しめたのでは?と思うのだ。先日イタリアンに行き、パルミジャーノのリゾットや、牛フィレ肉の黒トリュフソースをいただいた時は、やはり香りの強いお料理だけに、香りも風味も楽しむことはできた。それはそうなのだけど、風邪ひいて治りかけなのだけど、鼻の奥だけが少しだけつまっていて、いつもよりちょっと味や香りがわからないというような、あるいは、あと一つのパズルのピースが埋まらない、そんな微妙なわからなさなのだ。

コロナで嗅覚や味覚が回復するのは、1~2か月ほどという。とすれば、まだ回復途中で順調に回復しているということ。そう思って、毎日アロマで嗅覚を刺激している。