風邪は10年以上かかっておらず、インフルエンザはこれまでもかかったことのない私。もともと体が丈夫で、免疫力もあると自負していた自分が、コロナに罹患した。
GWはいろいろな予定を過ごしていたが、5月5日の夜に行ったお店の冷房が頭上にあり、帰宅してからも寒かった。しかしそれほど体調は悪くなく、普通にお風呂に入って就寝。
翌日5月6日はとても暑い日だった。自室で作業をしていたら熱中症のようになり、頭がぼーっとし、ふらふらするような感じになった。熱っぽく感じるようになり、熱を測ると36.8度。いつもより高いが大したことはない。当初は軽い熱中症と思ったため、涼しい部屋に移動し、水分をとり、横になっていた。しかし、どうにもだるく、熱が37度以上に上がってきたため、もしかしたらコロナの可能性もあると隔離生活を開始。高齢の両親にうつすわけにはいかない。
熱は短いスパンで上がったり下がったりを繰り返した。ある時は38.5度、その5分度には37度、というふうに。熱があるのにまったく汗をかかない。激しい熱の上下は非常に疲れるし、熱が体にこもって、ひたすらだるい。この状態が2日続いた。夜はほぼ眠れていなかった。
5月8日になり、熱は下がってきたが、今度はのどが痛くなる。抗原検査ではずっと陰性だったが、のどが痛くなり、コロナほぼ確定と自覚。のどが痛く、食事もほぼとれない。熱は微熱と平熱を繰り返す。そして咳が出始め、鼻もつまってきた。その日の夜中、アロマをたこうと思い、瓶を開けたが、まったく香りがわからないことが判明。とうとう嗅覚がやられてしまったのだ。
5月9日、この日の朝食から味もわからなくなる。何を食べているのかわからない状態。味が変になり、のどの奥に入っていかない。熱が下がっていたので在宅勤務するも、午後2時過ぎに発熱し早退。いまさら行ってもと思ったが発熱外来に行き、これまでの症状を話し、念のためPCR検査。5類になったばかりで有料。これまで検査を受けたことなかったのに、今になって受けることになるとは、皮肉なものだ。
5月10日。熱が下がっていたので在宅勤務を開始。仕事の途中、母からLINEで熱があると連絡が入る。両親にうつっていないことが救いだったのに、とうとう母に移してしまったかと非常に凹む。しかし、すぐ母の熱はすぐ平熱に戻り、その熱の原因は足の関節の炎症からくるものだとわかる。ひとまず安心した。そして、前日のPCRの結果、陽性といまさらながら判明。発症から4日目でも陽性反応があるということか。。。
5月11日。在宅勤務。相変わらず味覚と嗅覚はおかしく、今度は耳に膜がはったように耳までおかしくなる。食事をするも、味がまったくわからず、りんごのみおいしいと思って食べることができた。ここでマイナス4キロ。せっかく魚を焼いてくれたが、紙のかたまりを食べているような感覚で、食べられない。
5月12日。お昼、母がイベリコ豚のベーコンとアスパラガスでパスタを作ってくれた。見た目からしてとても美味しそうで、匂いはわからないが、味が変に変換されてまずくなるという現象が起こらず、初めて残さず完食。それも美味しいと思って食べることができた。味覚は戻っていないが、それでも食べることができた。大きな1歩。その後からは、食事はできるように。食べられるようになれば、回復は早いぞ!と自分を激励。
5月13日。味覚は戻りつつあることを実感。においがわからないため、戻っているかどうかも確信できないが、味がなんとなくわかり食べることができるように。アロマの香りも、レモン、ペパーミント、バニラがわかるように。香水も、ほのかにわかるようになってきた!
5月16日。久しぶりの出社。ラッシュ時間をずらして通勤。嗅覚、味覚、耳のつまった感じはまだそのまま。ただ、味覚は6割ほどは戻り、食べ物も、ものによって匂いがわかるようになった。嗅覚と味覚がおかしくなってから1週間が経過。いつになれば元通りに戻るだろうか。