今回の年末年始はいつもよりお休みが短い。先週のクリスマスイブの日にスナップエンドウの防寒対策を施したので、しばらくは大丈夫だと思ったが、今年の終わりに、わが小さい畑を見ておきたいと思い、畑に向かった。
畑に行くと、誰も、いない。静かな今年最後の畑の日だ。さて、防寒対策したスナップエンドウは冷たい風から守られ、ソラマメも、この寒い中がんばっているようだ。まわりの方のソラマメ、スナップエンドウに比べて低く、伸びていないのが気になるが、これからも続く寒い日々を耐えて伸びていってほしいと願う。




今回は嬉しいことが。大根の跡地に種をまいたミニレタスが、不織布をめくってみると、かわいい芽を出してくれていた。「出てきてくれてありがとう。かわいい!がんばったね。」と思わず声をあげてしまった。まだこんなにも小さいので、どこまで成長するのか、果たして実がなるのかはわからないが、次に来るときにどれくらい大きくなっているのかが楽しみだ。春菊もかなりのスローペースだが、成長してくれていた。



畑にはいつも誰かはいるのだが、私が行った時間は私一人。誰もいない静かな畑は、これはまた新鮮で気持ちいい。ゆったりとした時間と静かな冷たい空気の中で、心が洗われるようにすーっと落ち着いてくる。誰もいないから、遠慮なく、野菜たちに声をかけられる。対話をする感覚でなんとも平和な時間だ。冷たい風の吹く冬の畑は、行くのも億劫になりがちだが、自転車で畑に向かう時間も、そして畑で野菜に向き合う時間は、リフレッシュして、穏やかな気持ちになる。いまの私にとって、大切な時間になっている。