イタリアのプーリア州の郷土料理を味わうことのできる、Antichi Sapori。こちらのお店、以前は広尾にあって、オープンした頃にランチをしたことがあった。路面店で、インテリアも南イタリアの素朴だけど温かい雰囲気で、お料理の品数の多さに驚いたこと、素材を活かした素朴できどらないお料理、体験したことのないお料理を楽しんだことを覚えている。
お店が紀尾井町に移転したことを知り、去る5月にAntichi Saporiでランチをしようと思い訪問したが満席で入れなかったので、今回は前もって予約して訪問。窓際の、外堀の見えるテーブルに案内していただいた。桜が咲くころは、このお席は素晴らしい眺めだろう。今回ランチは前もってコースを予約。アンティパスト5品、プリモ、デザートのコースにした。以前広尾で食事した時、品数が多く驚いたので、あの頃より年をとってそれだけ食べられるかわからなかったから、メインなしのコースにしてみた。
まず出てきたパン3種が個性的。素朴で美味しい。焦がし小麦のフォカッチャや、タラッリという固い、ちょっと乾パンっぽい歯ごたえのあるパンは、このお店ならではだろう。前菜は、リコッタチーズ、モッツァレラチーズをふんだんに使った1皿目、2皿目はさっぱりしたサラダ、3皿目はなんと、からし菜をペーストにしたブルスケッタ、そして初体験の豚の首筋の部位のサラミを味わった。とにかくチーズが新鮮でおいしく、こんなにたっぷりと食べられることに幸せを感じてしまう!




次のプリモは2種類をおまかせで。手打ちのパスタはもっちりとして美味。2皿目のロングパスタは焦がし小麦のパスタで、初めていただく味だった。そしてリコッタチーズとマスカルポーネ、ブルーベリーソースのプーリア風ティラミス、最後にカッサータとモンブランのデザートと続く。もうお腹がいっぱい! 大満足。しかし、こうなったらメインも食べてみたい。次回はメインもいただこう。



